物忘れ外来とは?
「人や物の名前が出てこない」「置いた場所が思い出せない」ことは、高齢になるとどなたも経験します。患者様やご家族様が、「物忘れがちょっとひどいな?進んだかな?」と思われた時に受診いただく外来です。
認知症は、認知機能が低下して、日常生活に困る病気です。65歳以上で6人に1人の割合です。一方、軽度認知障害(MCI)とは、正常と認知症の中間の状態です。年間20%前後の方が認知症に進行し、30%前後の方が正常に回復すると言われます。MCIと診断されても、生活習慣病を治して、運動や新しい趣味を始めるなどのちょっとした普段の心がけで認知症を予防する可能性があります。
検査は、長谷川式認知症スケール検査や、ミニメンタルテストなどを使って、患者様に質問して認知症の診断をします。CTやMRIの脳画像検査で、慢性硬膜下血種や正常圧水頭症などの物忘れをきたす他の病気がないか?脳の萎縮はどの程度か?を調べます。血液検査で、甲状腺ホルモンやビタミンなどを測定し、他の病気を探ります。必要に応じて、脳波検査を行います。
治療は、進行をある程度抑制する薬があります。さらに、アルツハイマー病の原因物質とされるβアミロイドを除去する根治薬も市販されます。個々の患者様のもの忘れの程度にあわせて、生活のご様子やご家族のご希望を聞いて、日常生活指導や内服治療を提案します。 当院には、認知症患者様を支える認知症サポート医がいます。
外来について
「もの忘れ外来」は完全予約制です。受診をご希望される場合はお電話でお問合せください。
予約受付時間:平日 15:00~17:00 電話番号:0574-25-3113
診察日: 月曜日 13:30~15:00 完全予約制
受診をされる方は事前に問診表をご記入いただけると診察がスムーズです。
医師紹介
医師名 | 役職 | 免許取得 | 主な専門領域 | 資格など |
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梶田 泰一 | 院長 | 1984年 | 脳神経外科一般 機能的脳神経外科 (てんかん、不随意運動、難治性疼痛) |
日本脳神経外科学会専門医・指導医 日本てんかん学会専門医 日本定位・機能神経外科学会認定医 迷走神経刺激術資格認定医 |