院長挨拶
当院は従来の旧社会保険病院等のグループから、2014年4月より独立行政法人地域医療機能推進機構(略してJCHO)可児とうのう病院として再出発しました。
当院の所在する可児市は人口約10万人ですが、市内には公的な総合病院はなくこれまでも長年にわたって基幹病院としての役割を担ってきました。
現在もその姿勢に変わることはありませんが、全国的に起こった医師、看護師不足は当院も例外ではなく一部の診療科を縮小せざるを得ませんでした。 現在に至るまでのこの間も地方の医師不足は解消されることもなく地域の少子高齢化は想像以上に進みました。そのため当院もこれまで提供してきた急性期医療に加え、地域包括ケアの要となるべくいわゆる回復期病棟(地域包括ケア病棟)を2015年から立ち上げ、これまでも住民の方々にご利用していただいてきた訪問看護ステーション(在宅医療)や附属の介護老人保健施設とともに地域に密着した医療と介護を提供しています。加えて住民の方々の健康予防の一助となるよう健康管理センターでは健診事業に力を注いでいます。
しかしこれらのことは当院独自では到底できることではなく、地元の医師会をはじめ周辺地域の各病院の協力があってこそ可能なことであり感謝しています。
今後もこれまで以上に密な連携をとり住民の方々に良質で安全な医療・介護を提供していく所存ですのでご支援のほどよろしくお願いいたします。
可児とうのう病院 院長 岸田喜彦